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パーソナリティ障害は性格が原因?病気や障害なの?

パーソナリティ障害という言葉を聞く機会が徐々に増加しているように感じます。

日本社会の中でも、パーソナリティ障害についての認知度が少しずつ上がってきていて、身近な存在になりつつあるようですね。

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そういう流れもあり、パーソナリティ障害についていくつか調べてみました。

今回は、パーソナリティ障害は性格が原因なのか、それとも病気や障害なのか、というテーマについて書いていきたいと思います。

パーソナリティ障害は精神病質(サイコパス)と呼ばれていた

昔のパーソナリティ障害は、司法精神医学でも使用される「精神死病質(サイコパス)」という言葉で呼ばれていた時期があるそうです。

ただ、この「精神病質(サイコパス)」という表現は、かなり冷たいイメージを持った言葉で、最終勧告のような差別的な意味合いが感じられるような言葉になります。

かつては、パーソナリティ障害も生まれつきの性格や資質が原因で、治療しても治らないのでは、と考えられていました。

ですが、最近になって研究が進み、治療可能なものとしてとらえ直そうという動きがあり、「パーソナリティ障害」と呼ばれるようになったのそうです。

人格障害からパーソナリティ障害へ

パーソナリティ障害は、英語で「personality deisorder」となり、日本語では「人格障害」と訳されていた時代があります。

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この「人格障害」という響きは、患者の全人格を否定するようなニュアンスがあるので、差別をうんだり、誤解を生じやすいこともあり、「パーソナリティ障害」という診断名が使われるようになったのです。

そういう意味でも、パーソナリティ障害は、患者の人格や生まれつきの性格の障害ではない、ということになりますね。

また、パーソナリティ障害の中でも患者数の割合が高い「境界性パーソナリティ障害」ですが、「境界性人格障害」と呼ばれたり、境界性の部分の「ボーダーライン」という言葉で呼ばれることもあります。

境界性パーソナリティ障害、境界性人格障害、ボーダーライン、と様々な呼び方がありますが、全部同じ意味です。

パーソナリティ障害は治らない性格?

研究でわかってきたことは、パーソナリティ障害は、昔に考えられていたような治らない生まれつきの人格というものではなく、変わる可能性があるという点です。

パーソナリティ障害の患者さんも、生まれつきそういった性格だったわけではなく、挫折体験や傷ついた経験などを通して、精神的にアンバランスになった結果、極端な偏りがみられるようになったケースが多いのです。

パーソナリティ障害は、治療期間は長くなることも多いのですが、決して治らない病気ではなく、治療方法や接し方、関わり方によって、症状が改善していく人も多いことがわかってきました。

パーソナリティ障害は、治らない異常人格や異常性格ではないのです。

まとめ

パーソナリティ障害に対しては、まだまだ偏見や誤解が多いようです。

少しでもパーソナリティ障害についての偏見や誤解が少なくなれば、と思ってまとめてみました。

パーソナリティ障害については、他にもいくつか記事をアップしているので、関連記事も参考にしてみてください。

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