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パーソナリティ障害の患者数増加は離婚や少子化の家庭環境が原因?

近年、日本においてのパーソナリティ障害の患者数が、毎年のように増加傾向にあるようです。

パーソナリティ障害のなかでも、境界性パーソナリティ障害(境界性人格障害)と自己愛性パーソナリティ障害(自己愛性人格障害)が急激に増えているようです。

その社会的な原因として、離婚の増加、核家族化、少子化などの家庭環境の影響が大きいのではないかと考えられています。

今回は、パーソナリティ障害の患者数増加の原因は離婚や少子化の家庭環境か、をテーマに書いてみたいと思います。

パーソナリティ障害(人格障害)は家庭環境などの原因が半分の割合になる

パーソナリティ障害のタイプのうち、境界性パーソナリティ障害(境界性人格障害)と自己愛性パーソナリティ障害(自己愛性人格障害)の患者数が年々増加傾向にあります。

日本では、1980年代以降にパーソナリティ障害(人格障害)が増える傾向が少しずつ見られるようになり、2000年以降から増加割合が顕著になってきています。

実は、パーソナリティ障害(人格障害)の発症原因の50%程度の割合は、家庭環境など環境的要因が占めています。

残りの半分は遺伝が原因と考えられていますが、遺伝要素が急激に変化するようなことはあり得ないので、家庭環境を代表とする環境的要因の変化が、パーソナリティ障害の増加に大きな影響があるといえます。

離婚の増加や少子化もパーソナリティ障害の原因に

ここ数十年の日本の動きを振り返ってみると、離婚の増加、少子化、核家族化など、大家族から小家族へと変化したことが特徴的です。

それぞれの家庭において、親から子供への影響力が大きくなり、また中和する役割だった祖父母や隣人などの存在がいなくなってこともあり、親の偏りや子育ての欠陥の影響を子供がまともに受けてしまう状態になってきていると考えられます。

それ以外にも、西洋化がすすんだこともあり、個人主義、利己主義が広がり、社会の自己愛化や、パーソナリティをバラン食成熟させるための経験不足なども原因のひとつと考えられます。

パーソナリティ障害/人格障害の増加の原因まとめ

・大家族から小家族へ変化した
・親の影響力が大きくなり、親の偏りや子育ての欠陥を子供が直接受けてしまう
・離婚率の上昇
・少子化
・核家族化
・社会の自己愛化
・パーソナリティを成熟させるための経験が不足しやすい

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