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見捨てられ不安が特徴的な境界性人格障害の感情/パーソナリティ障害

境界性人格障害/境界性パーソナリティ障害の人のもっとも特徴的な感情は「見捨てられるかもしれない不安」です。

悲しいとか、憎しみなどのはっきりとした感情でなく、ばくぜんとした強い不安を感じやすいのが特徴です。

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自己否定の念が強い境界性人格障害/パーソナリティ障害

境界性人格障害/境界性パーソナリティ障害の人は、自己否定の念がとても強く、友達や恋人(彼氏や彼女)など、自分が信頼している相手や信じている人にすがりつく傾向があります。

相手の状況や気持ちに関係なく、ただただ自分が見捨てられたくないという強い不安から、なりふり構わず必死に相手にしがみつき、依存するのです。

人は誰でも見捨てられるのは嫌なものですが、境界性人格障害の人が感じる不安は強烈なもので度を越しています。

相手から見捨てられるのでは、と感じると、胸がしめつけられるほど苦しくなり、人によっては命の危険を感じるほど怖くて不安で不安でたまらないほどです。

だから境界性人格障害の人は、強い不安や恐怖に陥ってしまわないように日頃から過剰なまでにアンテナを張り、ほんの小さなきっかけも見逃さないようにしています。

そして、相手にそのつもりがなくても「見捨てられる」兆候を敏感にキャッチして反応してしまうのです。

見捨てられる不安の意味とは?

境界性人格障害の人にとって「見捨てられる」とは、相手の心の中から自分の存在が消えてしまうことを意味します。

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相手にはまったくそのつもりがなくても、境界性人格障害の人にとっては「見捨てられる!」と不安に感じ、相手の心の中では自分の存在が抹消されてしまったように思ってしまいます。

ただ単に「自分に注目してくれない」という程度ではなく、もっと深い感情です。

まわりの人からすれば大げさに聞こえるかもしれませんが、境界性人格障害の本人にとっては、自分の人格や存在が全否定されたように思い、人生のすべてを失う気持ちになってしまうのです。

境界性人格障害の人の見捨てられ不安は、それほどまでに深く強い感情なのです。

精神分析医マーラーの7つの反応的な感情

精神分析医マーラーは、境界性人格障害の人が見捨てられたと感じたときに生まれてくる様々な感情を7つに分類しています。

【マーラーの7つの反応的感情】
・抑うつ
・怒り
・絶望
・不安
・孤立無縁
・自暴自棄
・空虚感

なりふりかわまわずすがりつく境界性人格障害

境界性人格障害の人が「見捨てられ不安」を感じるきっかけは、相手にとってみればほんのささいなことです。

例えば次のようなことがきっかけになることもあります。

・テレビを見ながら返事をした
・自分と違う意見を言った
・友達が帰るといった
・自分にわからないことで笑った

境界性人格障害/境界性パーソナリティ障害の人は、いつも自分が見捨てられるのではないかと考えているので、ほんのささいなことに対しても敏感に過剰反応してしまうのです。

過剰な言動で必死に相手にしがみつこうとする

見捨てられるのではと感じた境界性人格障害の人は、なりふりかわまず相手にすがりつこうとして、次のような過剰な言動に出てしまいます。

・泣く
・怒る
・過呼吸
・脅す
・倒れる
・パニックをおこす
・死にたくなる
・100回以上電話やメールする

このような言動の根底には、境界性人格障害の人の「私のことを見捨てないで」という強烈なメッセージが隠れているのです。

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