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自分のことがわからない病気「自我同一性障害」とは|境界性

境界性パーソナリティ障害の大きな特徴は、強い見捨てられ不安と自我同一性の障害です。

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同一性は英語で「アイデンティティ|identity」と呼ばれ、一般的には思春期の頃に確立されるものです。

自我同一性障害の意味とは?

自我同一性(自己同一性)とは、アメリカの精神療法家のエリクソンが提唱した概念です。

「自分がどういう人間なのか」という自己イメージ、社会的な役割などを総称した自己感覚の意味になります。

日本語で自我同一性というとより難しく聞こえてしまうので、英語のままアイデンティティという方がわかりやすいかもしれません。

アイデンティティの確立について

アイデンティティ(自我同一性/自己同一性)は、自分一人で考えていくものではなく、外からまわりからの自分と、これまでの自分と、これからの自分などを統合的にとらえて確立していくものとされています。

アイデンティティが確立されていく時期は、思春期や青年期になります。

アイデンティティ(自我同一性)が確立されることで、自分は社会にとって意味がある存在、生きている実感が生まれてきます。

境界性パーソナリティ障害では、このアイデンティティ(同一性)が崩れています。

突然怒り出したり、悪口や暴言を吐いたり、一見強く見えるのですが、内面での自己イメージは希薄で、自分に自信が持てず相手にしがみつく、という行動にあらわれたりします。

自分のことがわからない、境界性パーソナリティ障害

境界性パーソナリティ障害の人は、自分のことがわからない、とよく言います。

自分がない、自分がどんな人間かわからない、と感じていて、悪い自分と良い自分がいてどちらが本当の自分かわからない、などと悩んでいます。

自分のイメージがしっかり持てないのですが、対人関係でのトラブルの多さもあって、どちらかというと「私は悪い人間だ」と感じている人が多いようです。

そのため、相手から見捨てられるかもしれない不安が高まりやすいといえます。

良い自分と悪い自分の間で揺れ動いている

境界性パーソナリティ障害の人は、価値観が不安定なため、ささいなことがきっかけとなって良い自分と悪い自分の間を揺れ動いてしまいます。

良い自分のときは、表面的にはおだやかですが、自分は相手に合わせているだけで、無理やり自分をつくっていると感じていたり、仮面をかぶっているだけ、と否定的な感情を抱いていることが多いようです。

また、悪い自分を本来の自分と思い込み、だから相手から見捨てられるんだ、と不安になりがちです。

自己イメージ・アイデンティティが確立していないため、自分を空っぽな人間と思ったり、むなしさや空虚感に悩みやすく、相手に依存したがる傾向があります。

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