ADHDは事故に遭いやすい、ケガが多い特徴も?交通事故に注意

ADHDの人は、自動車の運転など交通事故にあいやすい、ケガが多いという報告データがあります。

ADHDの特徴のひとつである「不注意」や「見通しの甘さ」が原因となり、事故につながっているのではないかと考えられます。

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ADHDだと自動車運転の交通事故が多いデータも

ADHDの人は事故にあいやすいと言われており、アメリカのADHDの調査データでは、自動車運転による交通事故を起こしやすいことが報告されています。

ADHDの人が交通違反をしたり、免許停止や取り消し、スピード違反などの件数の多さが目立っているようです。

中でも、10歳代や20歳代の若い年齢層のADHDが交通事故を起こすリスクが高いことが明らかになっており、ADHDの場合、一般平均に比べて2倍から4倍の交通事故リスクがあるともいわれています。

事故が多い原因は、ADHDの不注意や集中力が続かない性質

ADHDの人が交通事故を起こしたり、事故にあいやすいことの原因として考えれるのは、ADHDの特性のひとつ「不注意」や「集中力が続かない」といった性質です。

そのため、ADHDは、様々な外部刺激に気を取られやすく、脇見運転、前方不注意になりやすく、事故にあいやすい要因となっています。

また、ADHDの人は見通しが甘いことも多く、「これくらいのスピードならまだ大丈夫」と考え、スピード違反をする例も多いようです。

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また、MT車(ミッション)よりもAT車(オートマ)の方が事故をおこしやすいというデータもあり、AT車の方が単調な運転になりやすいため、退屈になr集中が切れやすいことが原因と考えられています。

ADHDの社員は職場での労災事故も多い

アメリカで国内大手製造業の従業員を対象にした調査データでは、ADHDの社員は労災事故を起こす割合が約2倍近くになるという調査結果があります。

ADHDの不注意の影響で、機械操作を誤ったり、安全管理が不十分になったりすることが多く、労災事故が多くなっているのです。

ADHDの場合は職業選びにも注意が必要

ADHDの社員が職場で大きな事故を起こして会社に損害をあたえたり、治療のために長期間仕事を休んだりすることは、失業リスクも高くなってしまいます。

事故の危険性や影響を考慮すると、ADHDの人が仕事を選ぶ際には、機械操作や乗り物の運転など、事故のリスクが高い職業は控えた方がよいといえます。

ADHDの特性を十分に理解し、仕事をする際には、細心の注意を払い、事故防止のための特別な対応策などを配慮しておく必要があるでしょう。

ADHDは日常生活でのケガが多い?

また、ADHDがある人は、子供の頃から日常生活の中でもケガが多いといわれています。

道路を歩いている時、公園で遊んでいる時など、いろいろな状況下で周囲への注意が甘い傾向があり、危険性を予測できなかったりするため、ケガをしてしまうのです。

また、ADHDの人が成長して大人になっても不注意の特性は残りやすく、自転車に乗っている最中に人とぶつかったり、転倒したり、部屋の中でも足元の段差に気づかずつまづいたり、日常的なケガが多いといわれています。

◆この記事は、お茶の水女子大学大学院教授である榊原洋一先生執筆・監修の「図解よくわかる大人のADHD(ナツメ社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが編集を行っています。

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