【大人のADHDの対処法】人間関係での問題やトラブルが多い

ADHDは発達障害のひとつになりますが、発達障害という言葉から子どもだけのものと思われがちです。

しかし、現在では大人のADHDの問題についても関心が高まってきていて、特に大人の発達障害では人間関係の問題やトラブルが絶えません。

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【大人のADHDの問題点】人間関係でのトラブルが多い

大人のADHDの場合、職場や家庭におけるまわりの人との人間関係で問題が多くなりがちです。

まわりの人からは「自分勝手」「自己中心的」「人の気持ちがわからない」と思われやすいのですが、大人のADHDだからといって他人への気遣いができないわけではありません。

ADHDの特性が原因となり、ひとつの物事に集中しすぎてしまい、まわりの人や場の空気にまで気が回らない状態になりやすいのです。

そうでない時は、周囲への気遣いができることもあり、「できるのにしない」と周りから誤解されやすいのも大人のADHDの特徴のひとつです。

大人のADHDの対処法「まわりの人に伝えておく」

大人のADHDの場合、まわりの人から誤解や偏見を抱かれないようにする対処法として「自分の特性を伝えておく」とよいでしょう。

とはいえ、必ずしも発達障害である、ADHDである、と診断名まで伝えなければけないわけではありません。

忘れやすい、そそっかしい、約束をうっか忘れてしまう、集中すると周りが見えなくなる、など、診断名よりも特性を相手に伝えておきましょう。

前もって相手に「嫌な思いをさせてしまうかもしれないけど、ごめんなさいね」と断っておくことで、問題やトラブルが減り、良好な人間関係を築くことにつながります。

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失言や無礼な言動も多い?【大人のADHD】

大人であっても、ADHDの人はうっかり相手を傷つけるような失言をしてしまうことが少なくありません。

本人にとっては独り言を言っているような感覚でも、つい声に出してしまっている、という状態です。

心に思ったことを何でも声に出さないようなトレーニングをすることで、ある程度は失言を防ぐこともできます。

ですが、心構えやトレーニングだけでは限界があるので、失言してしまったときの対処方法も身につけておいた方が望ましいといえます。

失言したときは素直に謝ること

発達障害やADHDであるかどうかにかかわらず、相手に対して無礼な態度、失言をしてしまったときは、すぐに謝ることが大切です。

大人のADHDの場合、ミスや失言が普通の人よりも多い傾向があります。

ADHDがあると、自分のミスや失言そのものに気がつかない場合もありますが、どんなときであってもすぐに謝ることが、人間関係においては重要だといえます。

「ま、いいか」と謝罪しないままでいると、「協調性がない」「鈍感な人」「気遣いができない」「失礼な人」と周囲の人から思われやすくなり、ネガティブな印象を与えてしまいます。

職場や学校、家庭など、まわりの人との人間関係をスムーズにしていくためにも、自分への誤解や偏見を解いておくことは大切です。

つい声にだしてしまう?【ADHDの対処法】

ADHDの人は、心の中で思ったことをつい言葉にして声にしてしまう傾向があり、これもADHDの特性のひとつです。

ADHDの本人は言うつもりはなくても、声のボリューム調整がうまくできず、つい口にしてしまうのです。

ついうっかり声に出してしまったり、失言をしてしまうADHDの対処法として、声のボリュームを調節する意識を持つことが有効だといわれています。

「声に出さない」よりも「声のボリュームをゼロにする」という感覚で取り組むと効果的です。

◆この記事は、お茶の水女子大学大学院教授である榊原洋一先生執筆・監修の「図解よくわかる大人のADHD(ナツメ社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが編集を行っています。

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