【ADHD体験談】子どもの診断で母親自身のADHDに気づくケースも

子どもがADHDと診断されたことをきっかけとして、母親や父親自身が自分のADHDや他の発達障害に初めて気づく、というケースも実際にあります。

そこで今回は、「息子のADHDの診断で自分のADHDに気づいた」というAさんの体験談を紹介したいと思います。

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子どもがADHDと診断されて自分のADHDに気づいた

Aさんは仕事をしながら、家では母親として主婦もしていたのですが、「自分もADHDかもしれない」と思ったきっかけは、子どもがADHDと診断されたときでした。

母親であるAさんは、落ち着きがない、衝動的な行動が多い息子さんがまわりの友達にうまく馴染めないことが心配になって、病院を受診しました。

そこで子どもがADHDと診断されたとき、「もしかして自分のADHDかも?」とAさんは感じたのです。

授業中にノートが書けない、忘れ物が多い、宿題を忘れる、などの子どもの特徴が、Aさんの小学生時代とよく似ていたからです。

また、医師からも「ADHDの子どもがいる家庭では、他の家族にもADHDの人がいうことはよくある」と言われました。

子どもの頃にいじめられたことも

Aさんは、自分が大人のADHDかもしれないと感じてから、それまで抱えてきた心のしこりがスッキリしたような気がしました。

集中できない、忘れやすい、周りが見えなくなる、集団行動が苦手、というのはADHDによくみられる特性です。

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Aさんは、同年代のまわりの子どもたちと感じ方や考え方が違うことが多く、その影響もあっていじめられた過去もあります。

特に思春期の女の子は「仲良しグループ」をつくる傾向があるのですが、Aさんはそういう人間関係が面倒臭くていつも1人で行動していたので、周りからは「変な子」扱いされたこともあります。

そういった問題も、すべてADHDの特性が原因だったために生じていたことが、Aさんはわかったのです。

完璧に家事をできなくて悩んだことも

Aさんは大人になって結婚してからも、ADHDの特性のために悩んだり困ったりしたこともあります。

特に家事はADHDの人にとってはとても難しいことのひとつです。

掃除ができない、料理がうまくできない、掃除だけに熱中して他のことが見えなくなってしまう、と、家事がうまくできないストレスが重なり、仕事や育児の疲れもあって体を壊してしまうこともあったのです。

完璧を求めず無理をしないこと

Aさんは自分自身がADHDだと気づいてからは、完璧を求めすぎない、無理をしすぎないことを心がけるようになりました。

子育てでは自分の思い通りにならないことが多く、イライラして怒りっぽかったのですが、「子どもは親の思いどおりにはならない」と考え方を変えるようにしたのです。

また、自分自身も「理想の母親」になることが難しいと自覚し、無理をしないこと、頑張りすぎることをやめました。

そのおかげで、気持ちも身体も力が抜けて楽になり、子どもともストレスなくきちんと向き合えるようになったのです。

ADHDの母親Aさんの工夫

・to do リストをつくる
・大切な話はメモに書く
・忘れっぽいことは事前に相手に伝える
・人の話は最後まで聞く など

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