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ADHDやアスペルガーなど発達障害はパーソナリティ障害(人格障害)になりやすい?

ADHDやアスペルガー症候群など、発達障害の子どもは、パーソナリティ障害(人格障害)になりやすいのではないか?

という意見があるのが、それは本当なのでしょうか。

今回は、発達障害だとパーソナリティ障害(人格障害)になりやすいのか、をテーマに書いてみたいと思います。

発達障害はパーソナリティ障害になりやすい?

ADHD、学習障害LD、アスペルガー症候群などの発達障害は、他の様々な精神疾患を発症するリスクを高めるといわれています。

色々と調べてみたところ、その中にパーソナリティ障害(人格障害)も入っているようで、発達障害だとパーソナリティ障害の発症リスクが高くなると指摘されています。

発達障害はパーソナリティ障害を併発する

例えば、ADHDの子供が、まわりの大人から否定的な接し方をされ続けると反抗的になりやすい、といわれています。

ひどいケースになると、非行や反社会的行動などの問題行動がエスカレートして、反社会性パーソナリティ障害に発展してしまう可能性もあります。

また、人づきあいが苦手なアスペルガー症候群の子供の場合、対人関係での消極性が強くなるとジゾイドパーソナリティ障害を併発したり、こだわりが強い傾向が中心的になると強迫性パーソナリティ障害になることもあり得ます。

発達障害とパーソナリティ障害は共通点が多い

実は、発達障害とパーソナリティ障害には共通点が多いのです。

発達障害にみられる、強いこだわりや衝動性、感情コントロールが苦手などは、パーソナリティ障害の特徴と共通ていることも多く、発達障害を状をうまく克服できない場合にパーソナリティ障害を併発してしまう、といわれています。

アスペルガー症候群とADHDがパーソナリティ障害につながる例

【アスペルガー症候群】
・人づきあいが苦手 → ジゾイドパーソナリティ障害(孤独癖)
・こだわりが強い → 強迫性パーソナリティ障害(秩序愛)

【ADHD】
・飽きっぽい → 境界性パーソナリティ障害(移り気)
・多動、衝動 → 反社会パーソナリティ障害(乱暴)

まとめ

いろいろ調べてみたのですが、実際のところ、

・発達障害そのものがパーソナリティ障害になりやすいのか
・発達障害の子供がかかえるハンディによる失敗体験やネガティブ体験がパーソナリティ障害になりやすくさせるのか

という点についてはハッキリ分かっていないようです。

とはいえ、ADHDや学習障害LD、アスペルガー症候群や自閉症などの発達障害をもつ子供への関わりとしては、

・十分に理解すること
・あたたかく見守ること
・適切な支援をすること

などが大切であることは変わりません。

発達障害の子供ができるだけ多くポジティブな社会経験が積めるように対応していくことが重要ですね。

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