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目次
パーソナリティ障害になりやすい発症年齢と診断方法について
精神疾患のひとつ、パーソナリティ障害になりやすい年齢っていくつくらいなのでしょうか。
また、診断するときの診断基準の内容はどんなものなのでしょうか。
ということで、パーソナリティ障害になりやすい年齢や、発症年齢の傾向、診断方法について調べてみました。
パーソナリティ障害になりやすい年齢は
パーソナリティ障害は、中学生や高校生の思春期以降がなりやすい年齢といわれています。
年齢でいうと、12歳や13歳くらいの中学生から、20歳前後の年齢層になります。
小さい子供の頃から成長して、思春期を境目にして、その人の性格が大きく変わる時期になります。
小学生など子供のころは、活発で元気いっぱいだった子供が、中学生や高校生になってから急におとなしくなり、不安が強い傾向をみせるというケースも少なくないようです。
急に性格が変わり境界性パーソナリティ障害になる例も
多くの場合では、性格や傾向は徐々に変化していくのですが、中には急に性格がガラッと変わったと感じることもあります。
パーソナリティ障害のひとつ、境界性パーソナリティ障害においては、ごく普通の平均的な人が、急に情緒不安定になり、自傷行為や自殺未遂を繰り返すようになり、親や家族、まわりの人が驚くというケースも多く見られます。
そういった境界性パーソナリティ障害の例では、もともと心の中に不安定な部分があり、見捨てられるのではないかと不安や恐れを抱えていたと考えられます。
そういう中でも、何とか心のバランスを保っていたのに、トラウマを再現するような出来事をきっかけに、急に精神的に不安定になり、境界性パーソナリティ障害を発症してしまうのです。
パーソナリティ障害の診断方法は?
パーソナリティ障害などの心の病気は、身体の病気の検査や診断と同じようにはいきません。
心理検査は診断の参考にはなりますが、検査だけで診断するのではなく、医師との問診が主な診断方法です。
患者さんが過去1年間に、どんな行動や認知、感情だったか、という部分が診断では重要視されます。
・どのような行動や傾向があるか
・物事の受け止め方は?
・気持ちや感情はどんなか?
また、診断に際して医師は、本人からの話だけでなく、家族や友人などまわりの人からも情報を集め、総合的にとらえて、パーソナリティ障害の診断基準に該当するかどうかをチェックします。
パーソナリティ障害の診断基準に当てはまる場合には、10タイプのう、どのタイプのパーソナリティ障害に当てはまるかを特定していきます。
パーソナリティ障害の多くは、10代から20代前半にかけで発症するのが通常です。
20歳代後半や30歳以降に性格が急に変わったような場合には、パーソナリティ障害ではなく、他の精神疾患や原因が考えられます。
パーソナリティ障害の診断基準
パーソナリティ障害の診断では、次のすべての項目にあてはまることが必要です。
①その人が属している文化の基準から見て、著しく偏った心や行動のパターンが、次の2つ以上でみられる
・認知(物事の受け取り方)
・感情
・対人関係
・衝動のコントロール
②そのパターンは柔軟性がなく、生活のあらゆる場面でみられる
③そのパターンによって、苦痛を感じたり、生活や仕事がうまくいかなくなっている
④そのパターンは、青年期か成人早期から長期間にわたって続いていて、そう簡単には変わらない
⑤他の精神疾患が原因ではない
⑥薬物や身体的な病気の影響ではない
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