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目次
ADHDはテレビ依存になりやすい?ゲームやネット依存など生活習慣も乱れやすい
ADHDの場合、子どもだけでなく大人のケースでも、テレビ依存やゲーム依存、ネット依存になりやすく、生活習慣が乱れやすいリスクがあります。
また、テレビやゲームだけでなく、飲酒や喫煙など、不摂生で不健康状態に陥りやすいのもADHDの特徴といわれています。
テレビ依存やネット依存しやすいADHD
ADHDの人は、子どものケースでも大人のケースでも、テレビやインターネット、ゲームに依存しやすい傾向があります。
ADHDの人は自分自身の行動にブレーキをかけることが苦手で、時間の区切りをつけられず、だらだらと過ごしてしまいやすい特徴があるためです。
一度テレビを見始めると、特にどの番組を見たいわけでもないのにいつまでも見続けてしまったり、ネットサーフィンをだらだらしていて、気が付いたら夜中だったということも少なくありません。
その結果、夜更かしすることが多くなり、朝起きられなくなって生活リズムが乱れてしまうのです。
飲酒や喫煙にも注意!アルコール依存症のリスクも
また、ADHDの場合、テレビ依存やネット依存だけでなく、飲酒や喫煙に依存してしまうケースもあります。
お酒やタバコへの依存の場合は、身体に与える悪影響が深刻になりやすいため、家族の協力も欠かせません。
しかし、家族の協力だけでは禁煙や禁酒が難しく、強い依存性がみられる場合には、禁煙外来やアルコール依存症外来など専門の病院への受診が必要となるケースもあります。
テレビ依存の予防方法は?【ADHDの対処法】
ADHDのテレビ依存やネット依存を予防する方法にはどのような対処法が有効なのでしょうか。
例えば、テレビの場合は、一度見始めるとずっと見続けてしまうため、見たい番組は録画して観るようにするとよいでしょう。
また、ネットの場合、例えば30分以上経過したらアラームがなるようにしておき、自分でコントロールできるような工夫も有効です。
ADHDの人は夜更かしして夜型になり生活リズムも乱れやすい傾向があるため、テレビやDVD、パソコンなどの電源は、自動オフ機能を活用して決まった時間に電源が切れるようにしておく対処法も効果的です。
ADHDの人は自分の意思でコントロールすることが難しいため、テレビなどの機器をコントロールすることで、生活リズムの改善を目指しましょう。
食べ過ぎ、飲み過ぎ、タバコの吸いすぎ、不摂生になりやすいADHD
大人のADHDの特徴として、食べ過ぎ、飲み過ぎ、タバコの吸いすぎなど、不摂生状態に陥りやすいことがあげられます。
ADHDの人は、何かに依存しやすく、ハマりやすい傾向があるのです。お腹が空いたから食べるというよりも、目の前にあるから食べる、飲む、といった感じが多いようです。
特にテレビを見ながら食べたり飲んだりすると、無意識のうちにかなりの量を食べたり飲んでしまう危険があるので注意が必要です。
食事の時間と量はきちんと決めて、決まった時間に食べるような習慣が大切です。
またADHDの人は自分をコントロールすることが苦手で、自分に甘い傾向があるので、家族など身近な人のサポートも大切になります。
◆この記事は、お茶の水女子大学大学院教授である榊原洋一先生執筆・監修の「図解よくわかる大人のADHD(ナツメ社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが編集を行っています。
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