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【ADHDの対応】短気ですぐ怒る、話し合いができない場合の対処は?

ADHDの人は、ちょっとしたことで急に怒り出したり、些細なことでカッとなりやすい特徴があります。

短気ですぐ怒るADHDの人に対して、家族や職場の人など、周囲の人たちはどのように対応し、冷静な話し合いをすればよいのでしょうか。

短気ですぐ怒るADHDの対応ポイント

ADHDの人の中には、些細なことで怒りやすく、興奮して周りの人の感情をぶつけてしまう人も少なくありません。

ADHD本人にとっては深い意味があるわけではないのですが、当たり散らされる家族や職場の人はADHDの被害を受けやすい存在といえます。

ADHDの人の怒りの感情は、何時間も続くことは少なく、数分〜30分も経てば気持ちも落ち着き、そのあとは嘘のようにおだやかだったりします。

こうした短気で怒りっぽいADHDの対応としては、興奮状態のときはできるだけ刺激しないようにして、気持ちが落ち着くのを待って、冷静に話し合うようにしましょう。

【ADHDとの接し方】ネガティブではなくポジティブ言葉で

ADHDの人は、批判的、否定的といったネガティブな表現に過敏に反応し、激しく怒る傾向があります。

家族や職場など、 ADHDの周りにいる人は、何かを伝えるときでも、ネガティブな表現は避け、ポジティブな伝え方をするように心がけましょう。

ADHD本人のプライドを傷つけたり、トラウマに触れるようなことは言わないような配慮も必要です。

感謝の言葉を伝えることが自信につながる

ADHDがある人は、子供の頃からまわりの大人に叱られたり、ダメ人間と否定されてきた経験が多いものです。

そうすると、自己否定の感情も強くなりやすく、自分に自信が持てなくなってしまいます。

まわりの人からの「ありがとう」という感謝の言葉を聞くことで、ADHDの人の自己肯定につながり、自分に自信が持てるようになっていきます。

近い存在であればあるほど、面と向かって「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることが難しく感じることもありますが、良好な人間関係を築いていくためにも、言葉でも感謝を伝える姿勢が大切です。

◆この記事は、お茶の水女子大学大学院教授である榊原洋一先生執筆・監修の「図解よくわかる大人のADHD(ナツメ社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが編集を行っています。

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