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【アドラー心理学】悩みの根源とは、人間関係(対人関係)が原因

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人の悩みって、個人差があって、人それぞれ、いろいろな悩みの形がありますよね。

・自分のことが好きになれない
・人と会うのが怖い
・新しい恋愛ができない
・SNSがいつも気になってしまう
・自分の意見が言えない
・やる気が出ない

他にも、

・職場で孤独感を感じてしまう
・学校に心を許せる友達がいない
・人と会話していても、心から笑えない

など、様々な悩みの種類があります。

そこで今回は「勇気づけ」がキーワードとなる「アドラー心理学」での悩みの考え方について、基本ポイントをまとめてみたいと思います。

人間の悩みの根源は「人間関係(対人関係)」である

「職場に苦手な人がいて、会社に行くのが嫌だ」
「友達といても、自分だけが浮いているように感じる」
「嫌われるかもしれない、と怖くて自分の意見を言えない」

など、人それぞれいろいろな悩みを持つものですし、悩みはひとつだけではなくて、複数の悩みを持つ人も少なくありません。

アドラー心理学では「人間の悩みの根源は、すべて人間関係だ」とされています。

この人間関係は、言い換えれば対人関係のことですね。

例えば「やせたい」という悩みも、人間関係の悩み、と考えられます。

というのも「やせたい」という感情は、まわりの人と比べて太っている自分が嫌いで許せない、という気持ちのあらわれで、つまり「人間関係」に関係している悩み、ということになります。

他にも「ひきこもり状態から抜け出せない」という悩みも、家に、自分の部屋に、ひきこもることで、自分の無力さをアピールし、注目を集めたい心理が背景にある、という可能性も考えられます。

また、子育てがうまくいかない、育児ストレスに悩む、というのも、「親子関係」という人間関係が大きく関わっています。

このように、アドラー心理学では、私たち人間が持つ悩みには、必ず他の人が関係している、とされます。

「人間関係、対人関係が改善されることで、悩みは解決されて幸せに近づくことができる」というのが、アドラー心理学での基本的な考えです。

自分自身が変わること、が大切

人間関係(対人関係)には、次の4つの要素が大きく関係しています。

①自分(考え方、とらえ方や行動)
②相手(考え方、とらえ方や行動)
③関係性(恋人関係、上司と部下との関係など)
④環境(職場や学校、家庭など)

この4つの要素のどれかが変われば、自然と人間関係(対人関係)にも変化が生まれます。

ただ、相手の価値観や考え方を変えるのは難しいことです。

また「関係性」を完璧にコントロールするのも困難ですし、「環境」を理想的な状況にする、というのも現実的ではありません。

人間関係(対人関係)を良好に改善したいのであれば、「自分」を変えることが大切だ、とアドラー心理学では考えます。

自分自身は、自分の考え、意志で変えることができます。

人間関係の悩みを解決したいのであれば、「まず自分が変わる」ことが大切なのです。

まとめ

アドラーは、フロイトやユングと並ぶ、三大心理学者のひとりです。

アドラー心理学では、

・感情はコントロールできる
・自分の行動は自分で決めることができる
・失敗を悪いものと決めつけているのは自分自身
・人間の悩みはすべて対人関係
・みんなに嫌われている、というのは思い込み

など、心をおおっている暗闇から抜け出せるきっかけとなる考え方を教えてくれます。

アドラー心理学は、日常生活で使える学問であり、主に人間関係の悩みを解決するコツや方法を学ぶことにつながります。

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