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目次
激しい怒りの感情が特徴的、境界性パーソナリティ障害の症状
境界性パーソナリティ障害は、ボーダーライン症候群とも呼ばれることがあります。
今回は、境界性パーソナリティ障害/境界性人格障害の症状の特徴について書いてみたいと思います。
激しい怒りの感情をコントロールできない境界性パーソナリティ障害
境界性パーソナリティ障害/境界性人格障害の特徴的な症状は、爆発的とも思える激しい怒りの感情です。
まわりにいる人からすると、たいしたことではない出来事に対しても、境界性パーソナリティ障害/境界性人格障害の人は過剰な反応をすることがたびたびあります。
急に怒り出して、激しい口調で悪口を言ったり、暴言や罵倒したりします。
場合によっては、物を投げたり、暴力をふるったりなど、怒りの感情をコントロールできず激しい行動をすることもあります。
人間関係がうまくいかない/境界性パーソナリティ障害の特徴
家族や恋人、友人、仕事先の人などまわりにいる人たちは、境界性パーソナリティ障害の人の激しい感情や行動に驚き、動揺してしまいがちです。
怒りの感情は本人がコントロールできないだけでなく、まわりの人がしずめようとしても簡単にはできません。
そういった理由から、境界性パーソナリティ障害(ボーダーライン症候群)の人は、家族、学校や会社での人間関係でトラブルが多くなり、孤独感に悩むケースが多くみられます。
家族や職場など身近な人が怒りをぶつけられやすい
境界性パーソナリティ障害の場合、思春期や青年期などでは、一番身近にいる家族に怒りをぶつけれられるケースが多い傾向があります。
その怒りの感情はかなり激しく、機嫌がいいときと機嫌が悪いときの差が大きいので、家族は境界性パーソナリティ障害の人に振り回されてしまいます。
とはいえ、怒りの対象となるのは境界性パーソナリティ障害の人の家族だけとは限らず、恋人や学校での友人、会社の上司や部下などに対しても怒りを爆発させたり、お店の店員の対応が悪いからと怒り出すこともしばしばあります。
【境界性パーソナリティ障害の体験談】誰とでも衝突してしまう
Aさんは、高校生の頃まではいわゆる「良い子」で、親の言うこともよく聞いてしましたが、大学に入学してから引きこもりがちになり、親が話しかけると急に怒り出したり、暴言をはいたり、物を投げたりする行動が目立つようになりました。
たまに大学に行っても、友達とのケンカが多くなってしまい、大学もやめてしまいました。家族に対する暴言や暴力もどんどんエスカレートして、次第に家で自傷行為(リストカット)をするようになりました。
両親はAさんのリストカットの傷跡に気づき、精神科を受診させましたが、Aさんは病院の先生にも怒りを爆発させてしまいます。
診察は2週間に1回程度と多いわけではないのですが、Aさんの医師に対する怒りはなかなかおさまらず、2週間分の薬を一気に飲んでしまい救急車で運ばれることに。。。
家族は、Aさんの怒りがいつ爆発するのかと、ビクビク怯えながら、腫れ物にさわるかのような気持ちで毎日をすごしています。
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