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目次
【大人のADHD】職場でのルールが守れない?対策と対処法について
大人のADHDの場合、社会や職場でスムーズに受け入れられないことも少なくありません。
行動力がある、豊富なアイデアや独創性がある、という長所があるADHDですが、得意なことを生かすためには良き理解者の存在が大切といえます。
職場のルールが守れない?【大人のADHD】
大人のADHDの場合、職場でのルールや一般常識が守れないことも少なくなく、それが原因となり問題やトラブルにつながってしまうこともあります。
例えば、ADHDの人が何か良いアイデアを思いついた場合、上司に相談してから行動に移すのが常識ですが、相談することなく自分で判断してしまい、勝手に取引先に話をしてしまう、という例もあります。
ADHDの衝動性の影響もあり、アイデアが頭に浮かぶとすぐに実行したくなる傾向があるのです。
このように大人のADHDだと、一般常識や暗黙の了解、社内のルールを守れないことも多く、せっかく良い企画を思いついても生かせないことになってしまいます。
【大人のADHD】職場での理解者が大切
ADHDの人の特性や長所を社会で生かしていくためには、ADHDを理解し、サポートしてくれる理解者の存在が大切です。
職場や学校にADHDの理解者を見つけることができれば、大人のADHDだからといって問題になることなく、社会の中でも上手に生きていくことができるでしょう。
職場の上司や同僚など、会社でフォローしてくれる仲間がいてくれると、ADHDの人にとって心強いことです。
自分の得意なことを生かすために
ADHDの人は、書類に作成や、段取り良くプロジェクトを進行する、といった事務作業が苦手です。
逆に、プレゼンが得意など、ADHDの人は目立つようなポジションに立ちやすく、職場の仲間と得意な分野、苦手な分野を助け合えるような協力関係を築くことができるとよいでしょう。
ADHDだからといって職場の人に一方的に助けてもらうのではなく、持ちつ持たれつの関係をつくれることは、ADHDの人にとって大きなメリットになります。
転職や転校でより適している環境を探す場合も
職種や仕事内容によっては、ADHDの人が自分の個性や長所を活かしにくい環境も少なくないと思われます。
どうしても職場の環境に馴染めない、周囲の人に受け入れてもらえない、理解者がみつからない、という場合には、思い切って環境を変える目的で転職や転校するのもひとつの選択肢です。
転職や転校というとマイナスな印象を抱いてしまう人もいますが、職種や会社が変わるだけ驚くほどうまくいった、というケースもあります。
ADHDの特性を受け入れてくれる、理解してくれる環境を探し求め、転校や転職を考えてみるのもひとつの方法といえます。
◆この記事は、お茶の水女子大学大学院教授である榊原洋一先生執筆・監修の「図解よくわかる大人のADHD(ナツメ社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが編集を行っています。
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