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目次
ADHDの長所やプラス面は?職場や家庭で生かせる得意分野は?
発達障害のひとつADHDは、忘れやすい、落ち着きがない、怒りっぽい、暴言や暴力がひどい、など、マイナス面が目立ちやすいものです。
しかし、一見するとマイナスイメージであるADHDの行動特性も、視点を変えることで長所やプラスイメージとしてとらえることができます。
ADHDのプラス面や長所は?
ADHDは、集中できない、思い込みが激しい、忘れっぽい、などの行動特性が短所や欠点の印象が強いですが、視点を変えることで、それらはADHDの長所やプラス面にもなります。
例えば、集中できないことは、短時間で取り組む仕事は得意といえますし、忘れっぽいのは、問題やトラブルを根に持たない、ことにもなり得ます。
おしゃべりが好きなところは、コミュニケーションのうまさにつなげることも可能ですし、落ち着きがないところは、活発で行動的という長所にもなります。
ADHDの人が持っている特性を、欠点やマイナス面と捉えるのではなう、長所yはプラス面としてとらえることで、ADHDの人が才能や能力を社会で発揮し、よりよい生き方をしていくことが望まれます。
職場で生かせるADHDのプラス面や長所
職場で生かせるADHDのプラス面や長所にはどのようなことが考えらるのでしょうか。
ADHDの人は、独創的、豊かな想像力、行動力、決断力、興味があることへの熱中があり、クリエイティブな職業には必要不可欠な資質でもあります。
こうしたADHDの特性を生かせるような仕事と出会えることが、ADHD本人にも、会社にとっても望ましいことでしょう。
人間関係で生かせるADHDのプラス面と長所
ADHDの人は、約束を忘れたり、遅刻してくることが多かったり、人の話を聞かずに自分ばかりしゃべっていたり、という傾向があります。
このようにとらえるとADHDのマイナス面が目立つように感じてしまいますが、人間関係において生かせるADHDのプラス面や長所もちゃんとあります。
様々な話題を提供してくれたり、独創的なアイデアを提供してくれたり、アイデアが豊富で行動力があったり、など、魅力的なキャラクターの持ち主なのです。
家庭で生かせるADHDプラス面と長所
ADHDの場合、問題やトラブルが頻発し、能力を発揮しにくいのが「家庭」ともいえます。
掃除、洗濯、料理などの家事は、ADHDの人にとっては苦手なことで「家事ができない」と悩むADHDの主婦も少なくありません。
そういう点では、ADHDの人をいわゆる「家庭」や「家事」のイメージにあてはめてしまうと、ADHDのプラス面や長所を見つけることが難しくなってしまいます。
忘れっぽくて、完璧に家事をこなすことができないADHDの人ですが、一緒にいて楽しい、ホームパーティーやイベント企画が上手だったり、旅行プランをたてるのが得意だったり、という面で家庭を楽しませてくれることもあります。
とらえ方や工夫次第で、ADHDのプラス面や長所も家庭で生かすことができることでしょう。
◆この記事は、お茶の水女子大学大学院教授である榊原洋一先生執筆・監修の「図解よくわかる大人のADHD(ナツメ社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが編集を行っています。
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