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【アドラー心理学】5つの課題(ライフタスク)とは?

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アドラー心理学の基本的な考えの中に「5つのライフタスク(課題)」というものがあります。

私たち人間が人生で直面する「5つのライフタスク(課題)」は、人生の充実度と深い関係があるとされています。

そこで今回は、アドラー心理学の「5つのライフタスク(課題)」について、簡単にポイントをまとめてみたいと思います。

アドラー心理学の5つのライフタスク(課題)

アドラー心理学では、人間が人生の中で出会う「課題」を「ライフタスク」といい、次の5つのライフタスクに分類されています。

①仕事のタスク

仕事のタスクとは、社会生活の中で与えられる「仕事」のことです。仕事といっても、単に働いてお金を稼ぐことだけでなく、主婦の家事や育児、学生にとっては勉強、子供は遊び、なども「仕事のタスク」に含まれます。

②交友のタスク

交友のタスクとは、まわりの友人、学校のクラスメイト、職場の同僚など、身近な人間関係を良好にすることを意味します。

③愛のタスク

愛のタスクとは、夫婦や親子などの家族関係や、恋人との恋愛関係(パートナーシップ)のことです。家族や恋人との人間関係は、濃密な関係になりやすいため、一度こじれてしまうと修復が難しいという特徴もあります。

④セルフタスク

セルフタスクとは、自分自身との付き合いかた、向き合い方のことで、自分を受け入れることを意味します。セルフタスクには、健康・趣味・遊びなど、自分自身をリラックスさせることも含まれます。

⑤スピリチュアルタスク

スピリチュアルタスクとは、人間を超えた存在との付き合い方、関係を意味します。例えば、自然、神仏、宇宙、瞑想、宗教的な儀式のことです。

ライフタスクは人生の指標になる

この5つのライフタスクは、人生を生きる上での指標になります。

今の自分の状況を振り返ってみて、これら5つのライフタスク(課題)のそれぞれの満足度・充実度はどんな感じですか?

どれだけの時間をかけているか、ではなく、精神的な満足度・充実度で考えてみてください。

「10点満点中、何点かな?」と考えてみることで、自分がどのタスクに不満を感じているのか、客観的に見ることができます。

例えば、「仕事内容に不満はないけど、残業が多くて身体が疲れている」ということだと、仕事のタスクは低くなります。

また、周りの人からみると「友達が少ない」と思われているかもしれないが、自分自身が人間関係に満足していれば、交友のタスクは高い評価になりますね。

この5つのライフタスク(課題)について、全体のバランスを取る必要はありません。

というのも、自分があまり重要視していないタスクについて、無理に取り組む必要がないからです。

あくまでも大切なのは「自分の人生」ということです。

自分の価値観、基準で「どのタスクをどうしたいか」と考えてみてください。

こうしたライフタスクのチェックは、定期的に振り返ってみるのがおすすめです。

「今、自分が何に取り組めばよいのか」と考えることで、人生の充実度をアップさせることができるはずです。

まとめ

・アドラー心理学の5つのライフタスク(課題)とは、
①仕事のタスク
②交友のタスク
③愛のタスク
④セルフタスク
⑤スピリチュアルタスク

・定期的に5つのライフタスク(課題)の充実度を確認することで、人生の満足度を上げることにつながる。

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