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【ADHDの仕事】単純作業や事務作業、デスクワークが苦手

単純作業や事務作業、デスクワークなどの仕事は、ADHDの人が苦手な仕事のひとつです。

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そこで今回は、気が散りやすく集中力が続かないADHDへの対策や対処法、対応方法についてポイントをまとめてみたいと思います。

気分転換でADHDの人の集中力を持続させる

ADHD症状の特性のひとつに、気が散りやすい、集中力が続かないことがあり、仕事や勉強においても長時間じっくりと作業することが難しい傾向があります。

そうした場合の対処法、対策として、ADHDの人の集中力が切れてしまったときは、集中しよう、頑張ろうと努力するのではなく、気分転換をした方が有効な場合が多いようです。

気分転換の方法例としては、一時的に席を離れて少し歩く、外で深呼吸をしてくる、トイレに行くなど、仕事や勉強を一旦止めて小休止すると効果的です。

集中力が切れてイライラしだす前に、早めに小休止して気分転換をはかるとよいでしょう。

集中するためのADHDの環境つくり

また、ADHDの人の気が散りにくいように、集中力が地蔵しやすいような環境づくりも大切です。

例えば、机の上には必要なもの以外は置かない、壁や掲示板など目に見えるところにはできだけ何も貼らない、などの対策が有効です。

机の上が散らかっていると、ADHDの人が整理整頓に時間がかかってしまい、肝心の仕事や勉強に手がつけられなくなってしまいます。

机の上やまわりにはできるだけ物を置かないこと、片付いていない場合には完璧に整理整頓しようとするのではなく、大きなボックスなどに一時的に入れるだけにする等、ADHDの人が集中しやすい状態にしましょう。

携帯電話や周囲の話し声でも気が散るADHD

また、ADHDの人は、周囲の音にも敏感な場合が多く、すぐに気が散ってしまいます。

作業中に電話が鳴って中断してしまうと、それまで取り組んでいた内容をすっかり忘れてしまったり、集中力が切れる原因になってしまいます。

仕事や勉強をするときは、携帯電話を近くに置かない、マナーモードにしておく等、電話に出なくてもいいようにしましょう。

電話の音以外にも、まわりの人の話し声や物音が気になって集中できないADHDの人も少なくありません。

そうした場合には、朝早く出勤する、みんなが帰った後の時間を活用するなどして、まわりに人が少ない環境で集中するように取り組むとよいでしょう。

テンプレートやひな形を活用する|ADHDの仕事

ADHDの場合、まったくの白紙の状態から取り組む作業が苦手です。

例えば、仕事上の報告書やレポート、論文などは、どこから手をつければよいか分からなくなってしまいがちです。

そうした場合の対策として有効な方法は、テンプレートやひな形を活用することです。テンプレートやひな形など、お手本があればADHDの人でも比較的スムーズに取り組むことができます。

ADHDの人が苦手なものに取り組む際には、「人のやり方を真似する」ことから始めるとよいでしょう。

◆この記事は、お茶の水女子大学大学院教授である榊原洋一先生執筆・監修の「図解よくわかる大人のADHD(ナツメ社)」の内容に基づいて、当サイト運営事務局の心理カウンセラーが編集を行っています。

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